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横浜・池辺農園 池辺農園にもようやく春が来た 秋撒き小麦 [池辺農園のはなし]

2月は農閑期なのでこれと言った話題がなく、ついついブログの更新が億劫になってしまう。
今日、池辺農園に豆類の発芽状況を確認に行ったところ、小麦がきれいに発芽していた。自分では作業していないので、NさんやFさんが11月の玉ねぎと豆類の定植後に播種したのだろう。池辺農園では豆類やイモ類等の畝間に小麦を植えているが、小麦栽培の目的は収穫ではなく以下の理由によるものだ。

①麦藁が夏場の暑さ対策として役立つ
藁は特に夏場の直射日光から作物を守るのに有効で、根元に敷いて水分蒸発を抑えたり地温の上昇を抑えたりするのにとても役に立つ。ホームセンターやJAでも手に入るがひと束数百円もして意外に高いのだ。

②畑の雑草対策として有効
麦を畝間に植えておくことで雑草が生えてこなくなる。毎年GW頃になると急に雑草が増え始め、真夏には雑草除去が悩みの種なので、踏まれても踏まれても負けない麦の強さに助けてもらうのだ。もう少し大きくなったら麦踏みの時期だ。

③豆類のアブラムシ対策として有効 
バンカープランツとも言われるが、空豆には大量のアブラムシが付くので、小麦を植えることで小麦にアブラムシが付き、そこに天敵のてんとう虫や蜂がやってきてアブラムシを退治してくれ、ついでに空豆のアブラムシも食べてくれるというわけだ。うまくしたことに小麦に付くアブラムシは空豆には付かないということなので、バンカープランツとしての効果は抜群なのだ。

秋撒き小麦とは・・・
秋に撒いて春に収穫する小麦のことを「秋撒き小麦」というが、小麦には4~5月に播種して9~10月頃に収穫する春小麦と、9~11月に播種して5~6月に収穫する秋小麦の2種類がある(地域によって差がある)。北海道で栽培されているのは多くが秋小麦で、雪の下で越冬して時間を掛けて成長するので、収量が春撒きに比べて多く、春小麦よりも力強く生育し、手もかからないのだそうだ。小麦は、輪作体系の中で馬鈴薯や大豆、ビート等とともに重要な作物となっている。本州の温暖な地域では、小麦の多くが稲作の裏作として栽培され、稲刈りが終わった11月頃に播種し、翌5月末から6月上旬に収穫、その後水が張られて田植えが行われる。

以前このブログでも紹介したが、香川県の「さぬきの夢」はうどん用の小麦として10年ほど前に開発されたもので、稲作の裏作として広く栽培されている。香川県では古くから稲作の裏作として小麦が栽培され、ローカルの製粉会社も多い。このような背景が讃岐のすばらしいうどん文化を育んできたのだろう。
★さぬきの夢⇒こちらから
麦秋(ばくしゅう)という言葉がある。麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の頃の季節のことで、「秋」とついているが5-6月頃のことを指す。これは秋らしい黄金色の畑が、秋撒き小麦では初夏にあらわれるのでそのように表現されてきたのであろう。古くから小麦は秋撒きが主流であったということだ。

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・玉ねぎの畝の脇で生育を始めた小麦。発芽したばかりだが、もう少し生育したら麦踏みを行ってより強く生育を促す。



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