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横浜・山下農園 今期の体験ファームは今日が最終日 [山下農園のはなし]

本日をもって今期の共同作業はすべて終了となり、次回は新年度の準備として、3月に待ち肥を施すための農作業、というより土木工事を行う予定だ。
今日は最終日なので、すべての作物を収穫しきってマルチも撤去した。

①キャベツやブロッコリーをすべて収穫し、根っこを抜き取る。根をそのままにしておくと、植物は生きているので、土中の養分を吸い取ってしまうからだ。
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②1月23日(月)夜に降った雪がまだ残っている。垣根の陰になって気温が上がらないせいだ。これでは作物も育たないわけだ。このまま残ると地温が上がらず春の作付けにも影響するかもしれない。
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③放射線量の測定 夏頃からはずっと数値が安定しており、0.08~0.12マイクロシーベルト程度だ。下の値がいつも0.08で新聞に掲載されているデータより高いので、この機器の検出限界値なのかもしれない。農作物や土壌、水の検査を行ったことはないが、横浜市やJA横浜のHPで確認する限り特段問題はないだろう。
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秋の一日、春の七日 ほうれん草と小松菜 [山下農園のはなし]

「秋の一日、春の七日」
立秋をすぎると、日照時間がどんどん短くなって気温も下がるので、秋の作業の一日遅れは春の七日遅れと同じだという戒めの言葉だ。この業界では常識として知られているようで、池辺農園の師匠Nさんから聞いた。

①11月5日に播種した山下農園のほうれん草 播種後60日以上経過したがまだ収穫には早い。
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山下農園では、9月20日の台風で茄子が大きな被害を受けてしまったため、急遽撤去して小松菜の種を撒いて10月末に収穫を行った。その後、10月中旬(茄子の撤去後)に播種するはずだったほうれん草と小松菜を半月遅れで播種したのだ。
播種は10月20日頃までにすべきところだったが、11月5日になってしまったので、正月を過ぎてもまだ収穫できるほど成長していない。12月中旬以後、急に寒さが厳しくなったので、ほとんど生育していなのではないだろうか。

②山下農園の小松菜 こちらは生育不良のため小さいまま大人になってしまった。 
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③池辺農園の赤かぶ(上)とチンゲンサイ(下)
11月26日に少し遅れて播種したため、地温を上げようと不織布を掛けて保温してみたが、やはり生育は思わしくない。
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ことわざに無意味なものはなく、言い伝えには根拠があるということが改めてよくわかった。

横浜・山下農園 切り干し大根にチャレンジ [山下農園のはなし]

山下農園の次回の共同作業は1月28日で、今年度の最終日だ。2月は畑を休ませるため農作業はお休みで、3月には待ち肥の作業と畑全体の耕転を行い、4月からの新年度の農園開講に備えるのだ。
28日までにはすべての野菜を収穫するようO講師から指示されているのだが、そんな簡単に消費できないので、カリフラワーとキャベツは酢漬けにし、白菜は毎晩鍋物に、大根は切干大根にすれば長持ちすることを思い出しチャレンジしてみることにした。

①切り干し大根づくり⇒青首大根を皮付きのまま輪切りか拍子木切りにして、新聞紙の上に広げてマンションのバルコニーで4-5日風にさらす。
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②カラカラに乾燥してほどよい出来栄えだ。
天日で乾燥させることで、大根が糖化されて甘みが増し独特の風味が出るのと、生の大根に比べてカルシウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2などが数倍にもなり、栄養価が高くなるのだ。簡単にできるのでぜひお勧めしたい。
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③白菜は寒さにも霜にも強く長持ちするので、畑でそのまま保管する。葉が茶色に変色して痛んだようにも見えるが、外側の古い葉を除去すれば、内側の葉はみずみずしくてまったく問題なく食べられるのだ。見た目だけで判断すると間違ってしまう。
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横浜・山下農園 2012年最初の共同作業は牛堆肥の搬入 [山下農園のはなし]

正月ムードも薄らいだ1月7日、2012年最初の共同作業を行った。
今年最初の共同作業は牛堆肥の搬入だ。牛堆肥は、山下農園、池辺農園ともに戸塚区の小野ファームから購入しているが、同ファームは横濱ビーフとなる和牛の肥育がメインで、濃厚飼料ではなく粗飼料を中心とした肥育を行っているので堆肥の質が非常に良い。この牛堆肥が山下農園の土作りの基本となっており、我々の野菜作りの基礎となっているのだ。

①新年初めの共同作業は、晴天の下冠雪した富士山を望みながら。空気が締まって心地よい。
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②小型ダンプ2杯分の牛堆肥を搬入、3月まで熟成させ全面耕転に備える。
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③荷下ろしされた牛堆肥を保管場所に積み上げていく。発酵による温度上昇で湯気が立ち込めむせ返るほどだ。
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お正月(その2) 女人高野 室生寺へ [奈良・和歌山の旅2012正月]

さて、かつらぎ町の丹生都比売神社を後にして、国道24号線を奈良方面に進み、明日香村を経由して旧室生村にある室生寺をめざした。途中から雪まじりのミゾレが降り出し、いやな予感がしたが、室生寺に到着する頃には晴れ間が広がってきた。

今から1200年以上も前の平安時代初期に建立されたとする国宝の五重塔だが、1998年9月の台風により杉の大木が倒れ掛かり、修復不可能なほどに損壊して痛々しい姿に変わり果ててしまった。ニュースで損壊した五重塔をご覧になった方も多かったと思うが、このニュースを見て以来、再建された折にはぜひ室生寺を訪れてみたいと思っていたのだが、なにせ交通の便が悪く、最寄の近鉄電車の駅は1時間に2~3本しか電車が止まらず、駅からのバスも1時間に1本しかないため、なかなか訪れる機会が無かったのだ。平安~鎌倉時代の参拝者は大変な思いをして訪れたのだろう。

①完全に修復され美しい姿を取り戻した国宝の五重塔。二億円近くの費用と二年の月日を掛けて修復されたそうだ。杉の大木が倒れ掛かっても倒壊しなかったという平安時代の建築技術は本当にすばらしい。
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②「女人高野」の意味が分からなかったのだが、明治時代まで女人禁制であった高野山に対して、室生寺では早くから女性の参拝が認められていたことから女人高野と呼ばれるようになったらしい。ちょうど室生寺が建立された平安初期は、空海が真言宗を開き高野山に金剛峰寺を建立した時期にも近いので、そのように呼ばれたのであろう。女人高野=室生寺ということなのだ、なるほど。
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③国宝の金堂(上)と灌頂堂(下)
金堂は平安初期に建立された建物が国宝、中にある仏様(十一面観音菩薩像・釈迦如来立像)も国宝なのだ。屋根の檜の具合といい、壁の木の具合といい実に趣き深い木造建物だ。
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灌頂堂は、真言密教のもっとも大切な法儀である灌頂(かんじょう)を行う場所であったので、本堂とも呼ばれて、鎌倉時代に建立されたらしい。金堂同様、質素で趣き深い木造建築だ。
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五重塔を真下から見守る地蔵群、こちらも趣き深い。
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次回は諏訪大社をご紹介したい。

今年の正月は和歌山・奈良・諏訪の旅 [奈良・和歌山の旅2012正月]

昨年の正月は、大晦日が大雪だったために急遽マイカーから新幹線に切り替えて金閣寺と竜安寺を訪ね、正月2日には、いにしえの都奈良にある新薬師寺を訪れハンマーダルシマーの音色を楽しんだ。

今年は、昨年同様和歌山に帰省したあと、2年ぶりにユネスコの世界遺産(紀伊山地の霊場と参詣道の一部として)に指定されている、かつらぎ町の丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)を訪れた。一昨年は天候も良く多くの参拝客で賑わっていたが、今年は朝早かったことや雪が積もっていることも影響してか初詣客は疎らであった。寒気の影響で氷点下の寒さだ。
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当社は四つの本殿に四柱の神を祀る独特の社が特徴だ。
第一殿 丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ。丹生明神)不老長寿、農業・養蚕の守り神
第二殿 高野御子大神(こうやみこのおおかみ。狩場明神)人生の幸福への導きの神
第三殿 大食津比売大神(おおげつひめのおおかみ。気比明神)食べ物を司る神
第四殿 市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ。厳島明神)七福神の弁天さま
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ところで、ここ天野の里は標高500m、和歌山にありながら冬には六甲山を越えた寒気と紀伊山地に湧き出した雲の影響で結構雪が降るのだ。また水が良いことでも知られており、盆地ならではの寒暖差がおいしい米を作るのだ。天野の米は地元ではおいしいことで知られている。
近畿地方ではキヌヒカリやヒノヒカリの栽培が多いが、ここ天野ではコシヒカリが栽培されている。
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毎回訪れて感じるが、よくもこんな山奥にぼっかりと盆地が広がり、そしてこの独特の社が存在するものだと。高野山への旅のついでにぜひ天野の里を訪れてみてほしい。
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次回は、ようやく念願かなって訪問することができた「室生寺」を紹介したい。


謹賀新年 2012・辰年 [農業のはなし]

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本年もよろしくお願いいたします。